番外編☆獣系男子×子羊ちゃん

「やばいっ！パスタっ！」


と、蒼介さんが慌ててキッチンに向かい
お湯をザーッと流す音が聞こえてきた。


「ほら、モモ、おいで」


と蒼介さんに呼ばれると、

テーブルの上には
美味しそうなカルボナーラ。



「うわぁ…すごく美味しそう！」



蒼介さんの隣に座ると
少し照れたように蒼介さんが笑う。



「家族以外に食わせんの
初めてだからなんか緊張すんな」



「蒼介さんも緊張することあるの？」



驚いて蒼介さんを見上げると、

柔らかく笑いながら蒼介さんが
私に視線を向ける。



「さっき、
お前のこと襲いかかった時は
ヤバかった。」



「……え？」


蒼介さんを見つめると、



「ほら、食うぞっ！」



と、蒼介さんが私の口にパスタを運ぶ。


なんだかすっかり
蒼介さんのペースだなぁ……


でもでも……んんっ…美味しいっ…！！



「蒼介さん、
こんなに美味しいカルボナーラ
初めて食べたよっ！！」


「ちょっと興奮しすぎて
パスタ茹ですぎたけどな…」


と蒼介さんは笑うけれど…


なんて返事をしたらいいのか
わかりません……