番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
駅までの道を手をつなぎながら
歩いた。


「蒼介さん、どうしたの?」


「ん?なにが?」


「急に送るって…言うから」


首を傾げて尋ねると
蒼介さんがため息をついた。


「あのな、これでも
ギリギリ我慢してんの。

お前にあんな顔して頷かれたら
抑えきかなくなんだよ。

まじでヤバイと思って
家出て来たの。

だから、
次来たときはホントに知らないからな。

泣きたくないならうち来んなよ。」


「う、うん。」


「あのな、
お前ホントに意味わかってる?」


コクコクと何度も頷く。

すると、
蒼介さんが深いため息をついた。

意味、わかってるんだけどな…






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