番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
夏が近づき
少しずつ
朝の日差しも強くなってきた。
玄関を出ると
蒼介さんが笑顔で立っていた。
「おす。」
「おはよう、蒼介さん。」
柔らかい笑顔を浮かべる蒼介さんと
ゆっくりと目を合わせる。
「あのさ、金曜の予定
キャンセルすることにしたから
どっか行くか?
学校休みだろ?」
「お世話になった先輩には
会わなくていいの?」
トクトクトク…
心臓の鼓動が、少し、早まる。
「それが、昨日学校に来ててさ。
で、昼休みにいろいろ話せたから
金曜はもういかねぇ。」
「学校の先輩なの?!」
「そ、同中の。
卒業して、地方の大学行っちゃって
なかなか会えなかったからさ。」
「そうなんだ!」
男の先輩だったんだ!
「ん?なんかモモ、嬉しそうだな?」
「そんなことないよっ!」
わかってた。
わかってたけど、
でも、やっぱり、
ちょっとホッとした。
すごく、ホッとした。
もしかすると女の人かもしれないと
心のどこかで思っていたから。
「どうした、モモ?」
返事をするかわりに、
混んだ電車のなかで
人混みに紛れて
ギュッと蒼介さんに抱きついた。
少しずつ
朝の日差しも強くなってきた。
玄関を出ると
蒼介さんが笑顔で立っていた。
「おす。」
「おはよう、蒼介さん。」
柔らかい笑顔を浮かべる蒼介さんと
ゆっくりと目を合わせる。
「あのさ、金曜の予定
キャンセルすることにしたから
どっか行くか?
学校休みだろ?」
「お世話になった先輩には
会わなくていいの?」
トクトクトク…
心臓の鼓動が、少し、早まる。
「それが、昨日学校に来ててさ。
で、昼休みにいろいろ話せたから
金曜はもういかねぇ。」
「学校の先輩なの?!」
「そ、同中の。
卒業して、地方の大学行っちゃって
なかなか会えなかったからさ。」
「そうなんだ!」
男の先輩だったんだ!
「ん?なんかモモ、嬉しそうだな?」
「そんなことないよっ!」
わかってた。
わかってたけど、
でも、やっぱり、
ちょっとホッとした。
すごく、ホッとした。
もしかすると女の人かもしれないと
心のどこかで思っていたから。
「どうした、モモ?」
返事をするかわりに、
混んだ電車のなかで
人混みに紛れて
ギュッと蒼介さんに抱きついた。