番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
***
お昼休みの屋上で
余ったお弁当をりなちゃんに手渡した。
「モモ、本当にいいの?」
「うん。だってお弁当二つも
食べられないもん。」
お弁当箱をぎゅっと握りながら
苦笑いする。
「じゃ、遠慮なくいただきますっ!
モモの手作りのお弁当って
なんだか幸せになれそうっ!
……っていうか、モモ、大丈夫?」
「うん?」
お弁当箱を開けたりなちゃんが
心配そうな顔を私に向ける。
「あのね、モモ、
心配なこととか
不安なこととかあったら
一人で悩んじゃだめなんだよ?
私たちに話してくれてもいいし、
心配ごとがあるなら、
ちゃんと彼と話し合わないと。」
「そうそう。
モモはさ、自分一人で
抱え込みすぎるところがあるしね。」
遅れて屋上にやってきた
由梨ちゃんが私の隣に座りながら
会話に加わる。
「一緒にいても
気持ち、わからなくなることって
たくさんあるんだから。」
由梨ちゃんがそう言うと
りなちゃんが
大きな目をくるくるさせて
「おっ、さすが恋愛番長。」
とクスクスと笑う。
一緒にいてもわからないこと…か。
今朝、駅で目にした光景が
一瞬頭の中に浮かぶ。
すると、
由梨ちゃんが真面目な顔で続けた。
「あのね、モモ。
私はさ、モモが選んだ人ならさ、
応援したいって思うよ。
モモには幸せでいてほしいからさ。
でも、モモを泣かすようなことを
平気でするような男なら
私は応援できない。」
「由梨ちゃん?」
お昼休みの屋上で
余ったお弁当をりなちゃんに手渡した。
「モモ、本当にいいの?」
「うん。だってお弁当二つも
食べられないもん。」
お弁当箱をぎゅっと握りながら
苦笑いする。
「じゃ、遠慮なくいただきますっ!
モモの手作りのお弁当って
なんだか幸せになれそうっ!
……っていうか、モモ、大丈夫?」
「うん?」
お弁当箱を開けたりなちゃんが
心配そうな顔を私に向ける。
「あのね、モモ、
心配なこととか
不安なこととかあったら
一人で悩んじゃだめなんだよ?
私たちに話してくれてもいいし、
心配ごとがあるなら、
ちゃんと彼と話し合わないと。」
「そうそう。
モモはさ、自分一人で
抱え込みすぎるところがあるしね。」
遅れて屋上にやってきた
由梨ちゃんが私の隣に座りながら
会話に加わる。
「一緒にいても
気持ち、わからなくなることって
たくさんあるんだから。」
由梨ちゃんがそう言うと
りなちゃんが
大きな目をくるくるさせて
「おっ、さすが恋愛番長。」
とクスクスと笑う。
一緒にいてもわからないこと…か。
今朝、駅で目にした光景が
一瞬頭の中に浮かぶ。
すると、
由梨ちゃんが真面目な顔で続けた。
「あのね、モモ。
私はさ、モモが選んだ人ならさ、
応援したいって思うよ。
モモには幸せでいてほしいからさ。
でも、モモを泣かすようなことを
平気でするような男なら
私は応援できない。」
「由梨ちゃん?」