番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
でも……
蒼介さんときちんと話してみようと
思いながらも
蒼介さんはいつも通りに
とっても優しくて
なんて話を切り出したらいいのか
わからなくて
うまく話ができないまま
予備校のある週末になってしまった。
「じゃ、あとでな」
授業開始の時間ギリギリまで
私の隣に座っていた蒼介さんが
時計を見て立ち上がった。
「うん。蒼介さん、勉強頑張って。」
「帰り、教室まで迎えに行くから
そのまま待ってろよ。」
優しい笑顔で
私の髪をクシャクシャとなでて
蒼介さんは自分の教室へと向かった。
すると、
自分の教室に向かったはずの
蒼介さんが戻ってくる姿がみえた。
あれ??
と思ってると私の席に近づいてくる。
??
「モモ、これ。
今日暑いから喉乾くだろ?」
そう言って、
つめたく冷えたジュースを置いて
足早に
自分の教室へ帰って行く蒼介さんの
後ろ姿をぼーっと見つめた。
こんなにも大切にしてくれているのに
私はなにを
不安になってるんだろう……
はぁ…
手元のつめたく冷えたジュースと
薬指の指輪をじっと見つめた。
蒼介さんときちんと話してみようと
思いながらも
蒼介さんはいつも通りに
とっても優しくて
なんて話を切り出したらいいのか
わからなくて
うまく話ができないまま
予備校のある週末になってしまった。
「じゃ、あとでな」
授業開始の時間ギリギリまで
私の隣に座っていた蒼介さんが
時計を見て立ち上がった。
「うん。蒼介さん、勉強頑張って。」
「帰り、教室まで迎えに行くから
そのまま待ってろよ。」
優しい笑顔で
私の髪をクシャクシャとなでて
蒼介さんは自分の教室へと向かった。
すると、
自分の教室に向かったはずの
蒼介さんが戻ってくる姿がみえた。
あれ??
と思ってると私の席に近づいてくる。
??
「モモ、これ。
今日暑いから喉乾くだろ?」
そう言って、
つめたく冷えたジュースを置いて
足早に
自分の教室へ帰って行く蒼介さんの
後ろ姿をぼーっと見つめた。
こんなにも大切にしてくれているのに
私はなにを
不安になってるんだろう……
はぁ…
手元のつめたく冷えたジュースと
薬指の指輪をじっと見つめた。