番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「佐伯さんがいろいろ悩んでることにも
あの人気づいてないんでしょ?」
「蒼介さんのこと、
そんな言い方しないで。
それに、
もし私に悩んでることがあっても
それは葉山くんには関係ないよ」
「ふーん…
関係ないわけではないんだけどね?」
「え?」
思わず視線を上げると
真顔で私を見つめている
葉山くんと目があった。
「あのさ、佐伯さん。
…………俺にしたら? 」
「………え?」
葉山くん、今なんて言った?
「佐伯さん、俺に協力してくれるって
言ったよね?
だったら、俺とつきあってよ。」
「葉山くん…さっきから
なに言ってるの?」
いつものように
淡々と話す葉山くんは
とても冗談を言っているようには
見えなかった。
「だから、俺にしろって言ってんの。
あんなやつじゃなくて。
俺なら佐伯さんに
普通の恋愛をさせてあげられる。
協力してくれるっていったでしょ?」
葉山くんの言ってることの意味が
全くわからない。
「だって葉山くん、
好きな子がいるって…」
気がつけば広い教室に残っているのは
私と葉山くんだけになっていた。
「佐伯さんにいきなり近づくと
逃げられそうだったから…
他に好きな子がいるって言ったのは
嘘だよ。
っていうか、
男嫌いだったのに
なんで彼氏作ってんだよ?」
そう言って
葉山くんは急に冷たく表情を変えた。
「葉山くん、ご、ごめんっ。帰るっ」
急に態度が変わった葉山くんが怖くなり
テキストとノートを鞄につめこんで
教室を出ようとした瞬間、
グッと手首を掴まれてひきとめられた。
驚いて声が出せないでいると、
そのまま
両肩を扉に押さえつけられて
動けなくなってしまった。
「は、葉山くん、離してっ!
お願いだから、手、離して!
もう、いかなきゃ。」
「いかせない。
あんな男のところ、いかせない。」
そう言って葉山くんは
少しずつ顔を近づけてきた。
あの人気づいてないんでしょ?」
「蒼介さんのこと、
そんな言い方しないで。
それに、
もし私に悩んでることがあっても
それは葉山くんには関係ないよ」
「ふーん…
関係ないわけではないんだけどね?」
「え?」
思わず視線を上げると
真顔で私を見つめている
葉山くんと目があった。
「あのさ、佐伯さん。
…………俺にしたら? 」
「………え?」
葉山くん、今なんて言った?
「佐伯さん、俺に協力してくれるって
言ったよね?
だったら、俺とつきあってよ。」
「葉山くん…さっきから
なに言ってるの?」
いつものように
淡々と話す葉山くんは
とても冗談を言っているようには
見えなかった。
「だから、俺にしろって言ってんの。
あんなやつじゃなくて。
俺なら佐伯さんに
普通の恋愛をさせてあげられる。
協力してくれるっていったでしょ?」
葉山くんの言ってることの意味が
全くわからない。
「だって葉山くん、
好きな子がいるって…」
気がつけば広い教室に残っているのは
私と葉山くんだけになっていた。
「佐伯さんにいきなり近づくと
逃げられそうだったから…
他に好きな子がいるって言ったのは
嘘だよ。
っていうか、
男嫌いだったのに
なんで彼氏作ってんだよ?」
そう言って
葉山くんは急に冷たく表情を変えた。
「葉山くん、ご、ごめんっ。帰るっ」
急に態度が変わった葉山くんが怖くなり
テキストとノートを鞄につめこんで
教室を出ようとした瞬間、
グッと手首を掴まれてひきとめられた。
驚いて声が出せないでいると、
そのまま
両肩を扉に押さえつけられて
動けなくなってしまった。
「は、葉山くん、離してっ!
お願いだから、手、離して!
もう、いかなきゃ。」
「いかせない。
あんな男のところ、いかせない。」
そう言って葉山くんは
少しずつ顔を近づけてきた。