番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「や、やだっ!」


葉山くんの体を
両手で力いっぱい押しても
葉山くんはびくともしない。


思い切り力を入れて
振りほどこうと思っても
葉山くんの力は全然緩まない。



「佐伯さん、男を知らなさすぎ。
ってか、どうせあいつに
遊ばれてるだけなんだから。
いい加減気づきなよ」


そう言って
距離を縮めてくる葉山くんから
思いきり顔を背けた。



少しずつ距離を縮めて
顔を近づけてくる葉山くんから
これ以上逃げようがなかった。


葉山くんの唇が
かすかに頬に触れて



いやだっ!!!!!




そう思って目をつぶった瞬間、
前の扉から駆け込んできた蒼介さんが
葉山くんに掴みかかった。



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