番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「…………よくねぇんだよ。
あいつにわかって、
俺にわかんねぇって、
なんだよ、それ。

ああーーーっ!!!」



「いいから。
そんなの、どうでも、いいから。
早く病院行こう!」



「よくねぇだろ?
そんなの、俺がよくねぇんだよ。

なにが、お前を不安にさせた?
そういう時は頼むから
俺に言ってくれよ。
無理しないでくれよ。」


「蒼介さん…。」


「俺は今までホント
いい加減なことばっかしてきたから
それを変えることは出来ないけど、

でも、そのことで
お前のことを傷つけたんなら、謝る。

お前と会ってから、
他の女のことなんか
考えたこともない。

お前を想うみたいに
だれかを好きになったことなんて
ねぇんだよ。」


「わかった、わかったよ、蒼介さん。
だから、早く病院行こう?」


なかなか動きたがらない
蒼介さんを連れて、
予備校の事務室で紹介してもらった
近くの整形外科へと向かった。
< 140 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop