番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
病院の帰り道、
夏の強い日差しを避けながら
木陰を2人でゆっくりと歩く。



「骨、折れてなくてよかったね。」



「………。」



「一週間くらいで
傷もよくなるってね。」



「………。」


黙ったままの蒼介さんが気になって
下から顔を覗き込む。



「蒼介さん?」




「ごめんな、モモ。」



「私こそ、ごめんなさい。
勝手に不安になってた
私がいけないんだよ。

こんな、ケガまでさせて…
本当にごめんなさい」





「つうかさ、………」



蒼介さんが表情を歪ませて呟いた。



「なにキス
されそうになってんだよ…

バカモモっ」



「ご、、ごめんなさい。
本当にごめんなさい。」



「あー、でも、やっぱり
一発殴っておかきゃよかった…。
ちくしょう…。」


「蒼介さん…」

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