番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「……あの日、どうしてモモは
あの公園に来てたんだ……?」
「やっぱり…。
あなたも覚えてたのね。」
なんの話だ?
ふたりの話が少し気になって、
リビングの扉の脇の階段に座った。
「あの頃、
望ちゃんが集中治療室に入って
あなたはほとんど家に
帰ってこれなくなったでしょう?
あの時、
まだモモは幼稚園生だったし、
あなたに会いたがって
よく泣いてたの。
それで、
病院の裏にあるあの公園に
モモを連れていったのよ。
公園から病院を見せて
パパ、あそこでお仕事してるのよって」
突然、蒼介の妹の話になって、
息をのんだ。
お袋が淡々と話し続ける。
「いつもは、公園に着いちゃえば
遊びに夢中になって、
モモの機嫌もよくなるんだけど、
あの日はどうしても泣き止まなくてね。
パパに会うまで帰らないって
ブランコにしがみついて
泣かれちゃったの。
いつもなら一樹がうまく
やってくれるんだけど、
あのときは一樹がいなくて。
もう、手がつけられなくて
大変だった……」
あの公園に来てたんだ……?」
「やっぱり…。
あなたも覚えてたのね。」
なんの話だ?
ふたりの話が少し気になって、
リビングの扉の脇の階段に座った。
「あの頃、
望ちゃんが集中治療室に入って
あなたはほとんど家に
帰ってこれなくなったでしょう?
あの時、
まだモモは幼稚園生だったし、
あなたに会いたがって
よく泣いてたの。
それで、
病院の裏にあるあの公園に
モモを連れていったのよ。
公園から病院を見せて
パパ、あそこでお仕事してるのよって」
突然、蒼介の妹の話になって、
息をのんだ。
お袋が淡々と話し続ける。
「いつもは、公園に着いちゃえば
遊びに夢中になって、
モモの機嫌もよくなるんだけど、
あの日はどうしても泣き止まなくてね。
パパに会うまで帰らないって
ブランコにしがみついて
泣かれちゃったの。
いつもなら一樹がうまく
やってくれるんだけど、
あのときは一樹がいなくて。
もう、手がつけられなくて
大変だった……」