番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
すると、
それまでパパと蒼介くんのやり取りを
隣で見ていたママが
明るいいつもの調子で口を開いた。
「モモ。今夜はママたち
ご飯食べてから帰るから
あなたも、蒼介さんと
適当に食べて帰ってね。」
「うん!あ、そういえば、
お兄ちゃんは?」
「ああ、一樹?
一樹ね、図書館で勉強するって。
せっかくの花火大会なのにねぇ。」
残念そうにママがこぼす。
「あ、……うん。」
「普段、塾行く前だって
あんなに勉強しないのに、
どういうわけか
図書館行くときだけは
やたら勉強するのよね。
図書館行くのに予習って
なんなのかしらね?」
「…はは……。」
「どのみち、一樹、
図書館いくと帰り遅くなるから。
あの子もきっと食べて帰ってくるわ。
じゃ、蒼介くん、
モモのことよろしくね!」
振り返りもせずに
スタスタと去っていくパパの後ろを、
ママがニコニコと笑顔を浮かべて
追いかけていった。
それまでパパと蒼介くんのやり取りを
隣で見ていたママが
明るいいつもの調子で口を開いた。
「モモ。今夜はママたち
ご飯食べてから帰るから
あなたも、蒼介さんと
適当に食べて帰ってね。」
「うん!あ、そういえば、
お兄ちゃんは?」
「ああ、一樹?
一樹ね、図書館で勉強するって。
せっかくの花火大会なのにねぇ。」
残念そうにママがこぼす。
「あ、……うん。」
「普段、塾行く前だって
あんなに勉強しないのに、
どういうわけか
図書館行くときだけは
やたら勉強するのよね。
図書館行くのに予習って
なんなのかしらね?」
「…はは……。」
「どのみち、一樹、
図書館いくと帰り遅くなるから。
あの子もきっと食べて帰ってくるわ。
じゃ、蒼介くん、
モモのことよろしくね!」
振り返りもせずに
スタスタと去っていくパパの後ろを、
ママがニコニコと笑顔を浮かべて
追いかけていった。