番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
パパが病院に出かけたのを見計らって
蒼介さんと待ち合わせた。
「蒼介さん…
今日は本当にごめんなさい。」
カフェの片隅で
長い足を組んで視線を落としている蒼介さんに
声をかけた。
「別にお前が悪いわけじゃないだろ?」
そう言って
優しく笑ってくれるけれど。
「でも……」
「つうか、甘かったな。
まさか反対されるとは思ってなかった。
佐伯先生、会うたびに
好青年だって言ってくれてたし。
あーでも、あれ……
本心では好色青年
って思ってたんだな。」
「好色……?」
「ってか、さすが一樹の父親だな。
なんか、俺が小さいときから知ってる
佐伯先生とは別人だよな。
病院ではいつも落ち着いてて冷静で
余計なことは言わなくてさ。
うちの親みたいに
感情的になってんのみたことないし。
マジでびっくりした…」
私もあんなパパをみたのは
初めてだったから、
本当に、本当にびっくりした…
「俺がモモとつきあうって言ったら、
けっこう喜んでもらえるかなって
思ってたんだけどな……。
甘かったな。
お前にはまりすぎて、
冷静な判断、
できなくなってんのかな。
浮かれすぎたな。
つうか、俺、嫌われてたか……」
そう言って
視線を落とした蒼介さんを見ると、
胸が痛んだ。
蒼介さんが、
医師としてのパパを
尊敬してくれているのを知っているから、
こんな蒼介さんの表情を見るのは
尚更に辛い。
蒼介さんと待ち合わせた。
「蒼介さん…
今日は本当にごめんなさい。」
カフェの片隅で
長い足を組んで視線を落としている蒼介さんに
声をかけた。
「別にお前が悪いわけじゃないだろ?」
そう言って
優しく笑ってくれるけれど。
「でも……」
「つうか、甘かったな。
まさか反対されるとは思ってなかった。
佐伯先生、会うたびに
好青年だって言ってくれてたし。
あーでも、あれ……
本心では好色青年
って思ってたんだな。」
「好色……?」
「ってか、さすが一樹の父親だな。
なんか、俺が小さいときから知ってる
佐伯先生とは別人だよな。
病院ではいつも落ち着いてて冷静で
余計なことは言わなくてさ。
うちの親みたいに
感情的になってんのみたことないし。
マジでびっくりした…」
私もあんなパパをみたのは
初めてだったから、
本当に、本当にびっくりした…
「俺がモモとつきあうって言ったら、
けっこう喜んでもらえるかなって
思ってたんだけどな……。
甘かったな。
お前にはまりすぎて、
冷静な判断、
できなくなってんのかな。
浮かれすぎたな。
つうか、俺、嫌われてたか……」
そう言って
視線を落とした蒼介さんを見ると、
胸が痛んだ。
蒼介さんが、
医師としてのパパを
尊敬してくれているのを知っているから、
こんな蒼介さんの表情を見るのは
尚更に辛い。