番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
蒼介さんの講義が終わるまでの時間は
予備校のカフェテリアで
宿題をしながら
蒼介さんを待った。
すると、
知らない学校の制服を着た男の子に
声をかけられた。
「ねぇ、ねぇ。君さ、
酒井先生の長文読解
取ってるよね?」
このひと、誰だろう……?
「あのさ、今日俺、
部活で遅刻しちゃってさ、
授業の前半
出席できなかったんだよね」
「はぁ…」
「だからさ、
ノート貸してもらえないかな?
宿題終わった後でいいから。
ここに、
俺のアドレスと番号書いたから
ノート使い終わったら
連絡ちょうだい。
学校でもどこでも
取りに行くからさ。」
「え?」
今、学校…って言ったような…
「佐伯モモちゃんでしょ?
隣に座ってたんだけど
気づかなかった?」
あ……
「悪りい。
全っ然気づかなかったわ。
彼女に妙な虫がついてんのに、
全く気づかなかった。」
そう言いながら、
笑顔で
アドレスの書かれたメモを
ビリビリに破った
蒼介さんをみて、
久しぶりに蒼介さんを
怖いと思った。
予備校のカフェテリアで
宿題をしながら
蒼介さんを待った。
すると、
知らない学校の制服を着た男の子に
声をかけられた。
「ねぇ、ねぇ。君さ、
酒井先生の長文読解
取ってるよね?」
このひと、誰だろう……?
「あのさ、今日俺、
部活で遅刻しちゃってさ、
授業の前半
出席できなかったんだよね」
「はぁ…」
「だからさ、
ノート貸してもらえないかな?
宿題終わった後でいいから。
ここに、
俺のアドレスと番号書いたから
ノート使い終わったら
連絡ちょうだい。
学校でもどこでも
取りに行くからさ。」
「え?」
今、学校…って言ったような…
「佐伯モモちゃんでしょ?
隣に座ってたんだけど
気づかなかった?」
あ……
「悪りい。
全っ然気づかなかったわ。
彼女に妙な虫がついてんのに、
全く気づかなかった。」
そう言いながら、
笑顔で
アドレスの書かれたメモを
ビリビリに破った
蒼介さんをみて、
久しぶりに蒼介さんを
怖いと思った。