番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
すると、蒼介さんが
聞こえるか聞こえないかくらいの
かすかな声で耳元で囁いた。


「モモ、…ちょっとだけ
キスしてもいい?」


「だだ、だ、で、
だ、で、電車が…」


と慌てふためく私をみて
蒼介さんはクスクス笑っている。


「相変わらず、お前、おもしろいな」


ムムっ……


からかわれたことに気づいて
チラリと蒼介さんを睨み上げると
蒼介さんの唇が私の唇に軽く落ちた。


「ゔぅ……」


真っ赤になる顔を隠して下を向くと、


「相変わらず隙だらけだしな」


と蒼介さんはククっと笑っている。


ううぅ……


もう嫌だぁ……



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