番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「そう。
で、予備校では他の男に
しっかり見せとけ。


お前、
予備校で勉強するとき
いつも髪、一つにまとめて
講義受けてんだろ?

お前は俺のモンってな。」


………。



「ん?何?もう一つ、つけて欲しい?」


「ち、ちがっ」


「顔、真っ赤に熟れてるぞ、モモ。

ってか、そんな顔して煽んなよ。
限界我慢してんだから。

じゃあ、また明日な。」


そう言って、

私の髪の毛を
くしゃくしゃとなでて

ホームへと戻っていく蒼介さんを
ぼーっと見送った。




はぁ……


蒼介さんに
ドキドキしなくなる日なんて

一生こないよ………






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