番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「お兄ちゃん、
いつまで続ける気なのかな…?」


「さぁ………
しばらくは無理だろうな。

学校でも

殺気に満ちた目で
俺のこと、じっと見つめてるしな。

ま、でも、
こうして毎日会えてるからな」


「………うん」


と、蒼介さんが
後ろを振り返った。


「モモ、もう家から
見えなくなったからいいか?」


「は、はいっ!」



骨ばった指先を寄せて、

大きな手のひらで
私の手を包みこむと、


蒼介さんは
私の顔を覗きこんで
ククッと笑った。


「また顔、赤くなってる」


うっ………


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