番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
「あれ?」
「あ、佐伯さん?」
そのとき、目の前を葉山くんが
通りかかった。
「……誰?」
葉山くんを目にした途端、
柔らかかった蒼介さんの瞳が
一瞬で鋭くなった。
蒼介さんが、
こ、こわい ……
と、葉山くんは
一向に気にする様子もなく
近づいてきた。
「K高1年の葉山です。
数学を佐伯さんと一緒に
受けてます。」
「は、葉山くん?!」
一緒になんて、受けてないっ!
「ちょうど良かった。
佐伯さん、これ。
先週までのプリント、
コピーしといたよ。
じゃ、来週ね。」
そう言って大きな瞳で
可愛らしい笑顔を見せた葉山くんは、
爽やかに、
不穏な爆弾を落として
去って行った。
「あ、佐伯さん?」
そのとき、目の前を葉山くんが
通りかかった。
「……誰?」
葉山くんを目にした途端、
柔らかかった蒼介さんの瞳が
一瞬で鋭くなった。
蒼介さんが、
こ、こわい ……
と、葉山くんは
一向に気にする様子もなく
近づいてきた。
「K高1年の葉山です。
数学を佐伯さんと一緒に
受けてます。」
「は、葉山くん?!」
一緒になんて、受けてないっ!
「ちょうど良かった。
佐伯さん、これ。
先週までのプリント、
コピーしといたよ。
じゃ、来週ね。」
そう言って大きな瞳で
可愛らしい笑顔を見せた葉山くんは、
爽やかに、
不穏な爆弾を落として
去って行った。