私の初恋は彼女持ちの状態から
●翔真side
俺は無理やり心優に東條の性格を言わせた。
心優からあんな言葉が出るなんてびっくりした。
でも、それだけ東條の性格は悪いんだろう。
心優が言うには、東條は俺と別れるつもりがないらしい。
どうすんだよじゃあ。
そんな俺に心優は、 「うぅーん。
じゃあ、まあベタに沙耶香より気になる人ができたとか言って見れば?嘘でもいいから。それでも無理なら自然消滅しかないよね。出来そう??」
そう言ってくれた。
俺には、今ちゃんと気になる奴が目の前にいる。
東條とちゃんと別れられたら心優に告白する。
俺は、ポケットからスマホを出して東條に電話した。

プルプル、、プルプル、、

[翔真くん、おはよー♡どうしたの?]
[あのさ東條、俺気になる奴ができた
んだ。
だから、東條とはもう付き合えない。ごめんな。俺と別れて欲しい。]
[沙耶香、二番目でもいいよ。]い
は??
コイツは何を言ってるんだ。
[いや、それは無理だごめん。]
[分かった、、]
[ありがとう。]
俺は、電話を切った。
意外とあっさりだったから驚いている。
でも、これで堂々と告白出来る。
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