私の初恋は彼女持ちの状態から
●心優side
何の話なんだろう??
「心優の部屋ってどこ?」
「一番奥だよ。適当に座ってて。」
そう言いながらお茶を注いだ。
お盆にお茶とポテトチップスを乗せて部屋に入った。
入ると翔真は、うちのノートを見ていた。
「はい、お茶とお菓子。」
「おぅ、サンキュー。ってか、まとめんの上手いな。」
そういいながら、お菓子に手を掛けた。
「ううん、うまくないよ。沙耶香の方がうまいと思うけど...」
「東條が、テスト勉強してるの見たことない。」
ん??
東條?何で名字?
うちは心優なのに、期待しちゃうよ。
「そ〜なんだ。それで話って?」
「そーやった。
東條ってどういう性格?」
何でそんなことうちに聞くんやろ?
「優しいんじゃない、男子に人気あるくらいやし。」
「それは心優じゃん。」
「ん?何か言った?」
声が小さくて聞こえなかった。
「ううん、ってか、正直に言って。」
気づいたんだ沙耶香の性格の悪さに。
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