幽霊


わたしの目の前に



マスクをして、片手にカマらしきものを持った女の人がいました。



わたしは、怖くなって

隣で寝ているお母さんに声をかけました。



「ママ―、起きてよー!」


「もう少しだけ寝させて...」


「ママ寝ないでーー!」



少し泣きながら、お母さんの体をゆすって起こそうとしても


お母さんは起きてくれなくて


もう怖くてどうしようと思ったとき

ふと、テレビでトイレは安全だということを思い出して

走ってトイレに向かうと


その女の人もついてきて


なんとか、トイレに入って、鍵をかけました。



_____ドンドンドン



何回もトイレのドアを叩かれて


しばらくしたら、止み


恐る恐るドアを開けたら.....




そこには、誰もいなく


「なんだ、誰もいないじゃん。夢だったのかな?」








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