君がため惜しからざりし命さへ




どうして僕ら、出会ってしまったのかな。




どうして僕は貴女の事……。








―…






「……怖く、ないの?」




「うん、全然」






「全然…?」




「…うん。


何で…??」






初めて会った時から、貴女は信じられない位 優しくて。


何度も、自分が嫌に なった。




…化け物の自分、汚い自分が……

貴女と居る事で もっと汚く思えたから。




何度も自分の運命を、呪った。





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