君がため惜しからざりし命さへ




恐れられるのが、当たり前だった。


それを何とも思わなく なっていた。




でも貴女は…、

貴女の心臓だけは…、奪いたくない と 思ったんだ。


共存して行ける とは とても思えなかったけど、

でも それでも、

一緒に生きて行けなくても、貴女には生きていて欲しかった。


貴女を殺したくない と、思っていたんだ…。





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