君がため惜しからざりし命さへ




『…一緒に…、…行こう』




『…!?』






『一緒に、

地獄に行こう』






……あぁ どうして…?


自分を消したくなると

必ず聴こえる、貴方の声。






助けを

求めても、良いのですか…?




貴方には、

貴方だけ には……。






―暗闇の中で、

それでも貴方の声だけは…一筋の光のよう、でした。





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