隣の津川さん
「津川さんこそ、通訳のお仕事されてたんですね。私こそびっくりしましたよ。」
「ははは、それくらいしか能がないんでね。」
こういうことを言っても嫌味に感じない。
これはこの人の人間性か?
それとも私が好意を持っているからなのだろうか?
「ぼくね、今日はお隣の小学校での国際交流教室に行くんです。それじゃまた!」
津川さんは一足先にサイクリングロードを降りて一般道に行ってしまった。
本田はペダルを漕ぐのをやめて、津川の後姿を見送っていた。
「津川さん・・・。」
「ははは、それくらいしか能がないんでね。」
こういうことを言っても嫌味に感じない。
これはこの人の人間性か?
それとも私が好意を持っているからなのだろうか?
「ぼくね、今日はお隣の小学校での国際交流教室に行くんです。それじゃまた!」
津川さんは一足先にサイクリングロードを降りて一般道に行ってしまった。
本田はペダルを漕ぐのをやめて、津川の後姿を見送っていた。
「津川さん・・・。」