隣の津川さん
「サラさんはあたりをうかがうようにしながら、エレベーターに乗り込みました。僕は非常階段を駆け上り、恐らく上ってくるであろう階で待ち伏せしていました」
「何階で待ってたのさ?」
庄司さんは本田と津川さんの方を見つめた。
「このマンションに外国人の方が来るとしたら、それは津川さんしか考えられないでしょ」
再び庄司さんは続ける。
「サラさんは、エレベーターから降りると周りをきょろきょろしながら、津川さんの部屋を通り越し、本田さんの部屋のポストに何か入れました」
「それって!!!」
全員が同時に叫んだ。
「そうなんです。例の黒い封筒です」
「じゃあ、差出人はサラだったの?」
本田さんがポツリとつぶやいた。
父親の津川さんを隣になんとなく気まずい。
「いえ、それが……」
「何階で待ってたのさ?」
庄司さんは本田と津川さんの方を見つめた。
「このマンションに外国人の方が来るとしたら、それは津川さんしか考えられないでしょ」
再び庄司さんは続ける。
「サラさんは、エレベーターから降りると周りをきょろきょろしながら、津川さんの部屋を通り越し、本田さんの部屋のポストに何か入れました」
「それって!!!」
全員が同時に叫んだ。
「そうなんです。例の黒い封筒です」
「じゃあ、差出人はサラだったの?」
本田さんがポツリとつぶやいた。
父親の津川さんを隣になんとなく気まずい。
「いえ、それが……」