隣の津川さん
「どうしたんですか?」
津川さんが騒ぎを聞きつけやってきたようだ。
「どうもこうもないですよ。本田さん最悪ですよ。部屋にあった写真立てを勝手に持ってトイレにこもっちゃったんですから。全く、勝手に人様のものに・・・。信じられないですよ。」
信じられないのはおまえの方だ!
全部私のせいにする気だな、きさま!
すると津川さんが言った。
「ああ、あの写真ですか。あれは別れた妻と娘です。別れた後もあの写真だけは手放せなくて、こうして引っ越しても処分せずに持って歩いてるんです。」
「そうだったんですか・・・。」
トイレのドアが開いて本田が現れた。
「なんだよ、本田さん、いい加減に・・・。」
本田は庄司さんの口を押さえながらも冷静に言った。
「津川さん、何も知らずに失礼しました。」
「そんな、あやまることではないですよ。もうこんな時間です。そろそろ始めましょうか。」
なぜか写真立ては葛巻さんの手の中にあった。
葛巻さんはみんなに聞こえるようにつぶやいた。
「まあなかなかの美人だけど、私の若い頃ほどではないわねえ。」
一瞬空気が凍りついた。
恐るべし葛巻さん!
津川さんが騒ぎを聞きつけやってきたようだ。
「どうもこうもないですよ。本田さん最悪ですよ。部屋にあった写真立てを勝手に持ってトイレにこもっちゃったんですから。全く、勝手に人様のものに・・・。信じられないですよ。」
信じられないのはおまえの方だ!
全部私のせいにする気だな、きさま!
すると津川さんが言った。
「ああ、あの写真ですか。あれは別れた妻と娘です。別れた後もあの写真だけは手放せなくて、こうして引っ越しても処分せずに持って歩いてるんです。」
「そうだったんですか・・・。」
トイレのドアが開いて本田が現れた。
「なんだよ、本田さん、いい加減に・・・。」
本田は庄司さんの口を押さえながらも冷静に言った。
「津川さん、何も知らずに失礼しました。」
「そんな、あやまることではないですよ。もうこんな時間です。そろそろ始めましょうか。」
なぜか写真立ては葛巻さんの手の中にあった。
葛巻さんはみんなに聞こえるようにつぶやいた。
「まあなかなかの美人だけど、私の若い頃ほどではないわねえ。」
一瞬空気が凍りついた。
恐るべし葛巻さん!