隣の津川さん
「私は初めてっきり庄司さんの仕業だと思っていたんです。あの人私にかなり悪意を持っていたし、ねちっこそうなタイプだったし・・・。」
本田は腕組をして考えていた。
「でも、庄司さんじゃないんです、たぶん。」
本田は自分の家のドアにくっついているポストをごそごそとあさってみた。
「やっぱり、あった!」
本田は黒い封筒を探り当てた。
「これは?」
津川さんは息を呑んだ。
「さっき、私の家のポストに犯人が直接入れたらしいんです。がさがさっと音がしたから、きっと犯人だって思って私追いかけたんですが、結局逃げられてしまいました。」
「今日入れたってことは、犯人は庄司さんじゃないですね。」
「おそらく。それにたぶん女性です。ハイヒールの音がしましたから。」
「女性?」
津川さんは顔を曇らせた。
「誰か心当たりでもあるんですか?」
「あるような、ないような・・・。」
津川さんは言葉を濁した。
「それより、本田さん、今日の手紙にはなんて書いてあるんですか?」
本田は腕組をして考えていた。
「でも、庄司さんじゃないんです、たぶん。」
本田は自分の家のドアにくっついているポストをごそごそとあさってみた。
「やっぱり、あった!」
本田は黒い封筒を探り当てた。
「これは?」
津川さんは息を呑んだ。
「さっき、私の家のポストに犯人が直接入れたらしいんです。がさがさっと音がしたから、きっと犯人だって思って私追いかけたんですが、結局逃げられてしまいました。」
「今日入れたってことは、犯人は庄司さんじゃないですね。」
「おそらく。それにたぶん女性です。ハイヒールの音がしましたから。」
「女性?」
津川さんは顔を曇らせた。
「誰か心当たりでもあるんですか?」
「あるような、ないような・・・。」
津川さんは言葉を濁した。
「それより、本田さん、今日の手紙にはなんて書いてあるんですか?」