隣の津川さん
「ちょっと待ってください、津川さん。こんなところであけるなんてちょっと軽率じゃないですか。よかったらうちへ来ませんか?家の中で開けたほうが安全だと思います。」

本田はもしかしたらこのやりとりを誰かがみているのではないかと気が気ではなかった。

津川さんを招きいれ、玄関のドアを閉めて、はっと我に帰った。


「ちょ、ちょっと待って、津川さん。3分でいいから私に時間をください!」

「は?」

「お願いですから、3分、いえ、私がいいというまで申し訳ないんですが、このまま玄関にいてくださいね!」



髪の毛を乾かしている途中に、玄関で物音がしてそのまま飛び出したんだった~!

あー、なんて迂闊なの~!!


本田はとりあえず、なんとか見られる状態にまで持っていかないといけない。

必死に寝室の方に荷物を投げ込み、3分は経過した。
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