4人のナイト様っ!?
あれっ ここは...
気がつくと 私は保健室にいました
「あっ! 花菱さん! 目を覚ましたんですね! 良かったです... 水でも飲みますか?」
養護教諭の先生がそう言って コップに水を注いで渡してくれる
「ありがとうございます...」
コクッ
なんだか 落ち着いてきました...
あれ? 私どうして ここにいるんでしたっけ...?
「あーーー!!!」
私!倒れちゃったんでした!! あれ?あの彼は...??
コソッ「ちょっ、 花菱さん!あんまり大きな声は出さないでください! ベッドで休んでいる人もいるんですよ!」
「あっ そうなんですか!?すみません... あのっ 私 どうやってここに...?」
そう訊ねると 先生は頬を赤くして言った
「うふふっ 彼カッコ良かったですよ♪ 花菱さんをお姫様抱っこしてここまで運んでくれたんです♪ 」
「えっ!」
彼って――――
なっ、なんだか 暑いですねっ、ここ...
顔が火照って...
「フフッ 花菱さん 真っ赤ですよっ いいですね~ 私もあと10歳 若かったらな~」
「ちょっ、先生!!」
もー なんで みんながみんな 私をからかうんですか!!
「若いっていいですね~♪ほらっ 今はHR中だと思いますよ! 花菱さんは
1-Aです 」
「あわわっ!そうだ 行かなくちゃ!ありがとうございます先生!」
バタバタバタ
「うふふっ♪」
「ーーーーー騒がしいやつ」
「あらっ もう起きて大丈夫なんですか?(う、この子も イケメンよね...あれ?たしか クラスも...)」
「...」
「あっ! クラス 分かりますか??」
「分かる もう行く」
「あっ... 行っちゃった... 」