4人のナイト様っ!?
私は慌てて廊下をダッシュ!!
お嬢様らしくないなんて考えてられませ~~ん!!
あ!ここですね!
ガラッ「すみません!遅れましたー!!」
「 花菱さん!体調は大丈夫なんですか?倒れたと聞きましたが...」
「 はい 大丈夫です...ご心配おかけしました...」
「いえ、では席に着いてください。 あなたの席はあちらですよ」
「はい!」
ふー、ひとまず担任の先生は優しい方みたいですね...良かったです...
コソッ「姫華!」
「さっちゃん!」
さっちゃんも同じクラスなんですね!嬉しいです!!
安心した 私でしたが、ふと周りをみて びっくり!
当たり前といえば 当たり前ですが 本当に男の子がいっぱいいます~~
しかも なんだか 視線を感じます...そうですよね、遅れてきたんですもの...
「あの子 可愛い...」
「綺麗な方です...」
視線の真意などつゆしれず、私は 席に着こうとしたのですけれど―――
「えっ!」
あれって もしかして...
朝の彼!?!?
彼も気がついた様子で一瞬 目を見開いて驚いていましたが
なんとニコニコと手を振ってきました!!
私は とにかく パニック!!
どうして ここに いるんですか!?
え、えっ 同じ...クラス??
とはいえ 皆さんがいる手前、朝のような無様なマネはできません...
取り敢えず 笑顔のきらきらビームに 耐え、 席に着きました...