僕が熟女を口説く時
けど千秋さんが一緒に来たら割引券出しにくいなぁ。


俺はこの日のために割引券を用意しておいた。
正直、俺にはまだまだ高級なお店で、割引券は非常に有り難い。


でも千秋さんの前でこれを出すのはちょっとなぁ・・・


「三万円になります。」


三万円!? ううっ、高い! 
割引券を出すか・・・?

いや、ここは男らしく!


俺が財布からお金を出そうとした時、
パラパラと数枚の紙が財布から舞い落ちた。


あっ! しまった!


「んっ!? 何か落ちたよ。」


千秋さんは床に散らばった紙をしゃがみ拾い集める。


わぁ! 千秋さん、拾わんといて!


俺は今日の日のために、いくつかの店の割引券を財布の中に入れていたんだ。



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