【完】私なりの愛のカタチ。
9*。変わり始めた
「あれ?愛!それどうしたの!?」
「え?」
まつりは私の首もとを指さして
そう言った。
「…これは、」
「あ!もしかして、
昨日幼なじみ先輩から渡された箱って!
それ?」
私はコクンと頷いた。
「待って待って!付き合ったの?」
まつりがそういった瞬間、
教室の扉が開き、
入ってきたのはヨウくんだった。
「あ、おはよう!」
「…ん。おはよ」
……なんだか、様子がおかしい。
…そっか……そうだよね。
こんな話聞きたくない…よね。
「…付き合ってないよ…
もう、この話終わろう?ね?」
私はそう言って話を終わらせた。