【完】私なりの愛のカタチ。
「……ふ、ふーん…そっか…
そうだね」
まつりは何かを察してくれたのか
それ以上は何も聞いてこなかった。
「うん…」
立って話していた私は、
そう言ってネックレスを握り
自分の席についた。
後ろの席のヨウくんは机に突っ伏している。
いくら、
諦めた(?)とはいえ、
私の事を好きだと思ってくれている人に
お付き合いとか、恋とかの話は
いい気はしないよね………
だからといって、
謝るのも…おかしいだろうし…
なんて考えていると授業が始まった。
「…ふはっ」
「えっ!?」
突然小さな笑い声が後ろから聞こえて
びっくりして振り返った。