【完】私なりの愛のカタチ。
だから、先生はお墓でお姉ちゃんに
“華”と呼んだ。ということを。
お姉ちゃんは、幸せ者だね。
私はそう言うように、
空を見上げた。
その時、涼しい秋の風が吹いた。
お姉ちゃんが喜んでいるのかな…?
なんて思っていると、
家に着いた。
「私も…頑張らなくっちゃ。」
もうすぐ3年生の圭ちゃんは卒業しちゃう。
笑って卒業してほしい。
昔のあの笑顔の圭ちゃんに逢いたい。
だから…私。
泣き虫卒業する。
絶対泣かない。
そして、私の気持ちをちゃんと伝えたい……