【完】私なりの愛のカタチ。
いよいよ、今日は卒業式。
学校に着くなり、制服の左胸に花を添えた、圭ちゃん、ガク先輩と由奈ちゃんに会った。
「愛ちゃーん!!」
「…由奈ちゃんっ!!寂しいです…!」
「わたしも寂しいよ……っ!」
そう言って私達は抱き合った。
すると私の腕をグッと引っ張られた。
「きゃっ!」
「………」
私が振り向いた先に居たのは
少しムスッとした圭ちゃんだった。
「ちょっと…圭ちゃん?」
私は圭ちゃんに連れられ
ガク先輩と由奈ちゃんの元から離れた。