【完】私なりの愛のカタチ。
3*。笑顔になれるまで
悔しい。
圭ちゃんの前で泣いてしまったことが。
泣かないって決めてたのにな。
圭ちゃんの前では決して……
「はぁ…」
ため息まじりに、
体育館の前に来た。
「あれ?泣いたの?」
すると丁度休憩中だったまつりが、
声をかけてくれた。
「…あ…あくびだよあはは」
私はまた笑って誤魔化した。
「バカ。そんなんで、
誤魔化したなんて思わないでよね!」
そう言って、私の頭をポカッと叩いたまつり。