【完】私なりの愛のカタチ。




注文したものが到着したころ、
ちらっと窓の外を見ると
浴衣を着たまつりの姿を見つけた。



まつりも、私に気づいている様子で、
カフェに入ってきた。


「あたしも、ミルクティー飲む!
喉乾いたー」


そう言ってすぐに店員さんに、
注文したまつり。


「…まつり、そんなに急がなくても」


「へへ。なんか、早く愛に会いたかった~!」



と、冗談交じりに言ったまつりは、
また口を開いた。



「…ねぇ、陽斗も誘ったけど
良かった?ごめんね?事後報告になっちゃって。」


「ううん!平気だよ!」



そう聞いた私は少しだけホッとしていた。


ヨウくんにあったら
また元気出るかなとか、
そんなことを思った。



< 94 / 256 >

この作品をシェア

pagetop