【完】私なりの愛のカタチ。
注文したものが到着したころ、
ちらっと窓の外を見ると
浴衣を着たまつりの姿を見つけた。
まつりも、私に気づいている様子で、
カフェに入ってきた。
「あたしも、ミルクティー飲む!
喉乾いたー」
そう言ってすぐに店員さんに、
注文したまつり。
「…まつり、そんなに急がなくても」
「へへ。なんか、早く愛に会いたかった~!」
と、冗談交じりに言ったまつりは、
また口を開いた。
「…ねぇ、陽斗も誘ったけど
良かった?ごめんね?事後報告になっちゃって。」
「ううん!平気だよ!」
そう聞いた私は少しだけホッとしていた。
ヨウくんにあったら
また元気出るかなとか、
そんなことを思った。