龍皇〜Light and Darkness〜
まだダメなの?
私は短気なんだよ
さっさと終わらせろよ
「また殺気出てる」
「だって早く終わりたいし」
「他に聞きたいことあるからムリだな」
チッ
私は小さく舌打ちをする
「女子が舌打ちとかありえねぇ」
さっきからムダにうるさいんですけど!
「炎龍、あんたケンカ売ってる?」
「そうだって言ったら?」
私は一瞬だけ微笑むと
炎龍目掛けて走り出した
拳を勢い良く炎龍の顔に向けて打ち込んだ
パァン!!!!
今まで外れたことなかったのにあいつはそれを止めた
「お前、いいパンチしてんじゃん」
「くそ…」
そのまま手をおろす
「さすが龍皇総長」
「そりゃどーも」
パッと顔を周りに向けると
他四人が固まっていた