龍皇〜Light and Darkness〜





俺が背を向けたとき



「しゅ…う…」




また起こしたかと思い、振り向くが起きてはいない




寝言か?




急に自分の名前を呼ばれたことに




柄にもなくテンションが上がる




「柊…好き…」





……は?







何言ってんの?






好きって言ったよな?





何度もこいつをみるが起きている気配はない





寝言……





でももしかしたらという期待をだいてしまう




「起きたら聞いてみるか…」




俺はそう呟いて眠りについた





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