輝いて翔きだした恋の道しるべ

ドンッッ

「いったぁー!なんで隣にリモコンあるんだし!」

そういいながら学校の支度を
始める。
最近同じ夢ばっかみるなー
疲れてるのかな。

私の両親はあの日以来離婚し
ママが新しく好きな人ができ
結婚して今は石橋から田口とゆう
苗字に変わった。
最初は、慣れない環境、慣れない
お父さんで気が動転したのか
小学校の時に心の病になったらしい。
何回もカウンセリング受けたの
覚えてる。
今では今の育て親をパパと呼べる
ようになった。

私は手にチョコチップのパンを
持ち、バスにのる。

今日もあの学校が始まるのか…。
行きたくない。
むしろ行ったら地獄の始まりだ。

私が行きたくない理由は
学校で軽く虐められているからだ。
ちょうど今は遠足の班を決める時期で
正直、どのグループに行けるか
わからない状態だ。

虐めを主なリーダーは私の元彼。
私と別れた後、態度を急変し
クラスの半分の人を味方につけて
いるらしい。


こんなんで学校行けるわけが無い。

でも、そんな中一つだけ
楽しいことがある。
それは、LINEだ。
真治とゆう友達と会話するLINE
が楽しくて仕方がなかった。
LINEのグループにいた真治。
個チャしたら会話がどんどん
盛り上がって彼氏の悩みを聞いて
くれたり心配してくれたり何度か
あったけどホントに優しい人だった。
しかも同じ高校で同じ地元だから
余計親近感が湧いた人物。
ただイカチー笑

そんなことを考えてたら
終点に到着。
電車に乗ってため息をつく。

「今日、学校行くの辞めよ。」
私は学校ではなく、彼氏の家に
行くことにした。
私の彼氏は一個年上で仲のいい
亜美恵とゆう女の子のいとこだ。

でも、既に私の心では彼氏には
飽きていた。なぜなら、彼氏の愛が
感じないからだ。
私だけが彼氏の家に行ったり
泊まりに誘ったりするのも私。
両親のやなとこを私に八つ当たり
してやなところがどんどん見えてきた
私には彼氏が嫌になってきた。
だけど、私には今誰かがいないと
だめな気がして別れずにいた。
ホントは別れたいとゆう気持ちが
あったのに…。

「とりあえず、学校だけはイヤだし
家にもいたくないから大ちゃんに
連絡しよっと。」

プルルルル

「どした?」
どうやら寝てたみたいだ。声が眠そう…

「あのさ、今からそっち
行ってもいい?」

「いいよー!てか、昨日LINEなんで返さなかったの?」

「えっとー、寝ちゃった。」
うそ。寝てない。むしろバリバリ
起きてた。真治とLINEしてたもん。

「ぢゃ、きてー!家で待ってるから!」
また家ですか!迎えにもこなくなったな。最近。

「やっぱいーや!学校行ってくる!」
そういって学校へ向かった。

学校につくと予想通り私の
悪口いっているのが聞こえたり
明らか態度がおかしかったりして
本当に学校が苦痛になる一方だ。

「田口ちょっとこい。」
担任に呼ばれていく私。

「最近、学校休みすぎだけどお前単位とれなくなるぞ。このままだと赤点になっちまうぞ」
担任は私の悪口クラスが言っているの知ってるのに心配もしないで単位かよ。
もー、やだ。早く辞めたい。
「はい。」
といいつつ私は担任にイラついた。

LINEを開き真治にLINEした。
[今から会えない?]
5分後くらいに返信がきた。
[いいよ。]
[ぢゃあ、マクバで待ち合わせで!]
[駅まで迎えに行くよ]
やばいやばい。なぜか
胸がドキドキする。

急いで保健室に向かい仮病使った。
もともと貧血もちで熱も低いため
すぐに早退できた。

学校の門をでてすぐさまルンルンで
駅まで向かった。
すると真治は約束通り待ってて
くれてた

「お待たせー!待った?」
「ううん、俺も今来たばっか!」
「てか、どこに行く?」
「どっか適当に!!笑てか、真治の家行きたい!」
「行くか!」
またドキドキする。
なんでだろう。好き…なのかな。
いや、そんなはずないよね。
私には一応彼氏いるし、しかも真治
彼女いそうだもん…
「どした?」
「ううん、何もないよ!」
「嘘だな、彼氏となんかあった?」
「いつものことだよ!笑
てかホントに彼女いないの?」
「いるわけ!笑 逆に彼女ほしーですよ笑」
なんて話してたら家に到着☆

「ちょっと待ってて!」
「わかったぁ!」
待ってる間ずっと真治のこと考えてた。
なぜか気になる。
なんでだろう。
「入っていーよ!」
真治の声が聞こえ私は家の中に入る。
「お邪魔します」

「こっちの部屋入ってて!」
「うんっ」

すごい今更だけど緊張して汗が
やばい。男友達の家に何度か
入ったことあるけどなんで
真治の家に入ったらこんなに緊張
するんだろう(;ω;)

「なんか眠いっっ」
「ちょっと寝れば?」
「真治は?」
「俺、ここで寝る」
地べたに寝っころがる真治みて
慌てて私は
「ダメだよ!真治がベッドで
寝なよ!あかねが地べたで寝る!」

そしたら真治が笑顔になった。
「バーカ。お前はベッドで寝てろ」

なんで優しいんだろう。この人は。
「ぢゃあ、一緒にねよ!
あかね地べたで寝てるのほっとけないし!」

…。
真治が急に笑い出した

「え、あかね変なこといった?汗」

「ううん、なんでもない。ぢゃあそっちいくよ!」

そういってベッドにきて背中を向けて音楽を流す真治。

「真治、バラード好きだね」
「すきすき♪女いないくせに恋愛ソング聴くとゆうね笑」
そういって苦笑いした真治。

「でも、あかねもバラード好き。
なんか落ち着くよね。
てか、真治ぬいぐるみみたいで
落ち着くー!」

「ぬいぐるみ?初めて言われたわ!笑」

そお?そういって真治は寝出した。
私も背中を向いたが真治がまっすぐ
向いたので私もなぜか体がまっすぐ
になった。
ドキドキする胸。
心臓が張り裂けそうでこの時
初めて好きだと気づいた。

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