窓際の王子


あれー。あいつどこ行ったんだ。


軽く礼をして保健室を出ると、


「あれ、高尾?」


隼斗が歩いてきた。


「え!お前どこでサボってたんだよー」


「サボり?あーサボり…だなあ。」


「俺なんか大変だったんだからなー!隼斗のせいだし、宿題手伝えよ!」


「は?」



ぐだくだ話しながら教室に戻ると、やっぱり女子がみんな隼斗を見る。


俺の立場ねーし!


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