窓際の王子


うん、まぁ急にこんなこと聞かれたらこうなるよねー



「いやぁこのまま行くとさ、かなり頭良くない限り内申がねー」



「あー。自分で言うのもなんですけど、自信あります。」



「へぇ、入試の学年順位聞いた?」



笹山が賢いのは、意外でもなかった。


話す言葉の端々、態度から知性は感じていた。



「あれ、先輩入学式出席してないんすか。」


「あー、寝てたかも。」



「俺が挨拶したんすよ。新入生代表で。」



へぇ。
で、それがなん…………


あ!!



「おま……首位か!!!!」



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