窓際の王子
怪しい
「隼斗、お前サボって何してんの?」
教室に戻った俺に、突然質問をぶつけてくる高尾。
その顔は、完全に俺を疑っている。
なんで急にこんな質問…
「隼斗、ほんとに何してんの?保健室にいるわけでもないし、校内うろうろしてるわけでもないんだろ?」
「は?心配してんの?」
俺は適当に流そうとした。
けど、高尾は引き下がらない。
「いや、だから何してんのって。」
王子とだべってんだよ
なんて言えるわけがない。
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怪しい