ぼくの空きみの声



彼はわたしがいなくなることを恐れてる。


気持ちには応えられないけど、いなくなってほしくはない。

ズルいかもしれない、でもわたしも彼をふりほどけない。



そしてまた、抑えられなくなって告白して。


目を腫らして屋上にいる。




それから授業を受ける。レモンティーを持って。




終わらない、変わらない、日常。
< 10 / 12 >

この作品をシェア

pagetop