神様のいたずら
「だって、桜井さん。それって、勝負服ですよね?」

「・・・っ。」

わたしは、さらに顔を赤くする。

「ち、ちがうよっ・・・。しょ、勝負服って・・・!!」

わたしは、モジモジする。

「うふふふ。」

霊界堂さんは、クスクス笑う。

「・・・あ、霊界さん。そろそろ、お姉ちゃんのところに行きましょっ・・・。」

「あ、はい。」

つぐみは、返事をすると立ち上がる。

「く、九条くんもいこっ・・・。」

「あ、うん・・・。」



「お姉ちゃーん。」

わたしは、お姉ちゃんの家の玄関の戸を開けて叫ぶ。

「チョコちゃん・・・?」
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