神様のいたずら
「え?なになに?何かあったの?」

お姉ちゃんも、笑みを浮かべて興味を持ち出す。

「何があったの?教えて、教えて。」

「実はですね・・・あ、あとで話しますよ。」

「えー?なにそれ。早く知りたいなー。」

お姉ちゃんは、そう言いながらわたしを見る。

「・・・。」

わたしは、モジモジしながらうつむく。

「ねぇ、チョコちゃん。」

「な、何?」

「どうしたの?そんなオシャレして。」

「・・・っ。」

わたしは、顔をそらす。

「あ、分かった。デート?デートなのね。」

お姉ちゃんは、口に手をあてながらニヤッと笑う。
< 112 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop