神様のいたずら
「・・・っ。」

わたしは、目を見開く。

「その反応は、図星かな?」

お姉ちゃんは、わたしの顔をのぞきこむ。

「もしかしてー、デートの相手は九条くん?」

「・・・っ。」

わたしは、ビクッと肩を動かす。

「あ、それも図星?」

「う、うるさいっ・・・からかうのもいい加減にしてよねっ・・・!!」

わたしは、つい叫んでしまった。

「そうよね、からかいすぎたわ。ごめんね、チョコちゃん。」

「もうっ・・・。」

わたしは、不意にふてくされる。

「ご、ごめんなさいっ・・・桜井さんっ・・・。」

霊界堂さんは、頭を下げる。
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