神様のいたずら
つぐみは、黙りこむ。

「さ、仕事仕事。」
 
紀代子は、伸びをすると家の中に入っていった。

「・・・。」

つぐみは、遠くを見つめる。

「ほら、霊界堂さん。仕事だよ、早くおいで。」

「は、はーい・・・。」

つぐみは、返事をすると目を閉じる。

「頑張ってくださいね、二人とも・・・。」

つぐみは、そっとつぶやくと紀代子の家の中に入っていった。





「ごめんね、九条くん。わたしのお姉ちゃんが・・・。」

「あ、いやっ・・・。僕は、別に大丈夫だけど・・・そんなに怒らなくてもよかったんじゃないか?そもそも、話を持ち出したのはあの霊界堂って奴だし・・・。」

「で、でもっ・・・。」

わたしは、うつむく。

「あ、あのさっ・・・チョコ・・・。」
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