神様のいたずら
わたしは、頭を抱える。

そもそも、わたしと九条くんは彼女彼氏の関係じゃないし・・・。

そんなことは、わかってるけど・・・。

九条くんのことを好きな女の子はいつも九条くんといるときどんなふうに接してるのかな・・・。

わたしは、うつむく。

「・・・。」

神乃は、ちらりとチョコを見る。

「・・・はあ。」

神乃は、チョコに聞こえないようにため息をつくとチョコの隣に座った。

「・・・。」

チョコは、神乃が横に座るのを見てはっとなると神乃を見てしばらく固まっていた。

九条くん・・・。

わたしは、瞬きをする。

「・・・っ。」

わたしは、またはっとなると頬に手をあてながら前を向く。
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