神様のいたずら
も、もしかして今・・・わたし、九条くんに気を遣わせちゃった・・・?

今、思いだしたけど九条くんには人の心の声が聞こえるんだっけ・・・?

えっ・・・?えっ?ど、どうしよっ・・・今考えてたこと全部聞こえちゃってた・・・?

わたしは、頭の中が混乱してグルグルする。

「・・・。」

神乃は、そんなチョコの横顔を見つめる。

う~・・・恥ずかしい、恥ずかしいよ~・・・!!

「・・・ぷっ。」

「え・・・?」

わたしは、顔を上げて九条くんを見る。

「ど、どうしたの・・・?」

「いや・・・チョコって、見てて可愛いなって思って。」

「・・・。」

わたしは、さらに顔を赤くした。
 
「・・・~ばかっ・・・!!」
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